たるみが起こるメカニズム

私たちの肌は、表面から皮膚、脂肪、筋膜(SMAS層)、筋肉、骨格という層で構成されています。若いうちはこれらの層がしっかりと連携することで、肌の立体感とハリが保たれています。しかし、加齢とともに各層で変化が起こり、皮膚を支える土台が失われることでたるみとなって現れます。
なお、たるみは単一の原因で起こるものではありません。複数の層で同時に進行するため、どの層にどんな原因があるかを見極めることが、効果的なたるみ治療の鍵となります。
たるみの主な原因
加齢による組織の変化

加齢は、多くの場合でたるみの根本的な原因となります。骨格の萎縮、脂肪の減少と下垂、筋膜の緩み、皮膚の弾力低下など、すべての層で同時に老化が進行します。
紫外線による光老化

紫外線は真皮層まで到達し、皮膚のハリと弾力を維持するコラーゲンやエラスチンを破壊します。長年の紫外線ダメージの蓄積は皮膚の弾力低下を加速させ、たるみの原因となります。
重力の影響
長年にわたる重力の影響により、顔の組織は少しずつ下へ引っ張られます。支える力が弱まった組織は、重力に逆らえず下垂していきます。
生活習慣の影響
生活習慣も肌の老化に影響しており、たるみの進行を加速させる原因となります。特に以下は意識して改めると良いでしょう。
急激な体重変化
急激なダイエットやリバウンドにより、皮膚の伸縮を繰り返すことでたるみを引き起こします。そもそも過度なダイエットは健康にも悪影響を及ぼすため、体重は緩やかに管理することが大切です。
睡眠不足
睡眠不足は肌の修復機能を低下させます。十分な睡眠時間を確保し、肌のターンオーバーを正常に保ちましょう。
喫煙
喫煙は血流を悪化させ、肌への栄養供給を妨げます。コラーゲンの生成も阻害され、肌の弾力を低下させるため、禁煙をおすすめします。
ストレス
過度なストレスはホルモンバランスを乱し、肌の老化を加速させます。適度なリフレッシュを心がけましょう。
表情筋の衰え
加齢により表情筋のボリュームが減少し、筋力も低下します。筋肉が皮膚や脂肪を支える力が弱まることで、たるみが進行します。
層別のたるみの原因
骨格の萎縮

眼窩、頬骨、顎などの骨は加齢とともに萎縮します。骨という土台が痩せることで、その上にある脂肪や皮膚が支えを失い、徐々に下垂していきます。この場合は肌の土台が不足しているので、皮膚表面へのケアを行ってもたるみが改善しません。
脂肪の減少と下垂
顔の脂肪は複数の区画に分かれて存在しています。加齢により脂肪が減少したり、位置が移動したりすることで、頬がこけたり、ほうれい線が深くなったりします。
靭帯・SMAS筋膜の緩み
皮膚や脂肪を骨格につなぎとめている靭帯が伸びると、組織を支える力が弱まります。また、表情筋を覆うSMAS筋膜の弾力が低下することも、顔全体のたるみにつながります。
皮膚のハリ低下
真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少すると、皮膚の弾力が失われます。また、表皮や真皮が薄くなると、皮膚自体がたるみやすい状態になります。
原因を知ることの大切さ
堺市堺区・堺東にあるヒロミビューティークリニックでは、形成外科専門医がたるみの原因を層ごとに丁寧に診察いたします。骨格や脂肪の減少には注入治療によるボリューム補充、筋膜の緩みにはHIFU(ハイフ)、皮膚のハリ低下には引き締め治療など、原因に合わせたアプローチが効果的な改善につながります。
これらの治療は組み合わせることで相乗効果が期待できますので、効果的かつ安全な組み合わせもご提案できます。お気軽にご相談ください。
なお、たるみの予防については「たるみの予防」ページで、改善に向けたアプローチについては「たるみの治療法」ページで詳しく解説しております。よろしければそちらもご覧ください。